高校時代から食に関心が強く、将来は食と健康に関わる仕事がしたいと思っていました。大学では栄養学などを専攻。卒業研究のテーマは乳酸菌の免疫調整作用についてでした。就職活動を進めていく上で日清ヨークを知り、「ここなら勉強していたことを生かせる!」と縁を感じました。
入社以来、原液グループに所属し、「ピルクル」などの原液となる製品液を調合する仕事を担っています。乳酸菌を入れた発酵液に、シロップと香料を計量して入れていくのが私の役割。使用する機械の立ち上げや設備の加熱殺菌を終えたのち、機械の動きに異常がないかをチェックしながら、調合作業を進めていきます。毎日の気温や工場内の湿度によって、製品液が機械に異常を起こすこともあり得るので、日々の状況から起こりうることを予見して、機械を監視し、適切なメンテナンスを実施するのも大事な仕事です。
グループ内にはベテラン世代の先輩が多く、機械の違和感を察知する力や不備を直す正確さなど学ぶことばかり。分からないことは積極的に質問し、先輩たちの知識を少しでも自分のものにしていきたいと思っています。
- 5:30
- 始業自動車で出勤。遅番の人から引継ぎを受け、機械の立ち上げを行う。合間にメールチェックなどする
- 8:30
- 調合開始機械の立ち上げが終わったら調合を開始。一日7本調合するのが最近のルーティン。一本あたり2~3時間ほど調合時間がかかるため、大体3本目の調合で交代していく
- 12:00
- 昼休憩調合の合間に昼休憩をはさむ。その日の調合の液種によって時間は左右される
- 14:00
- 中番に引継ぎ中番の人に引継ぎをして調合を交代する
- 14:30
- 事務作業・終業ルーティン以外の業務をこの時間で終わらせて終業
次の日の準備や、日々の作業日報の整理など行う
調合した製品液はそのまま「ピルクル」として店頭に並びます。いち消費者として商品を目にすると、“自分が作った液”と誇りに思えます。大きな醍醐味である一方、責任を持って調合しなくちゃ、と背筋が伸びる瞬間でもあります。
原液グループでは、私が初めて配属された女性社員で、まだまだ女性が少ない環境です。当初は周りの先輩たちもどうサポートするとよいのか戸惑っていたそうです。そこで、自分から話しかけに行ったり、品質検査を担当するQC(品質管理)グループの方たちとコミュニケーションを取ったり、年代や性別、グループ間の垣根をなくしていこうと動いてきました。
重い原料を扱うので体力面で大変なこともあります。現場で働く上で気づいた点を改善し、女性がより働きやすい環境づくりを目指していきたい。これから入ってくる後輩たちが、男性・女性問わず活躍できるよう、日清ヨークをもっといい会社にしていきたいと思っています。